シード,スピーシーによるスポーツブックメーカーアービトラージ投資の裁判

 スポーツブックメーカーを利用したアービトラージ投資であると称し,マルチ商法的手法を用いて,元本保証,高利回りを謳って全国の不特定多数人から出資を集めていた件について,被害者の1人から相談を受け,同人の代理人として,出資を集めていた合同会社シード,株式会社スピーシー,関係者の田中愼らを被告として民事訴訟を行ってきましたが,(シード,スピーシーらの訴訟代理人は 赤坂見附総合法律会計事務所 松村博文弁護士)平成26年2月に高松地方裁判所でその事件の判決の言い渡しがありました。

 裁判所は,シード,スピーシーらが集めた出資金は,投資には使っていなかったと認定し,(要するに投資詐欺と認めた)シード,スピーシーらの賠償責任を認めました。

 この被害者の件については,配当が停止した平成24年5月の下旬には訴えを提起しており,にもかかわらず,それから判決言い渡しまで1年9ヶ月もの期間が経過しており,訴訟の進行が遅すぎると言わざるを得ず,また,判決の内容についても一部については疑問な点もありますが,投資詐欺をストレートに認めた点については評価できるものと言えるでしょう。

 シード,スピーシーの被害者の方のなかには,田中愼や波田直樹などの返金約束を信じてずっと待ち続けている人もいると思いますが,これまでほとんど返金はなかったはずで,今後もまとまったお金の返金は見込めないでしょう。
 投資詐欺であるとして警察に被害届を出す,告訴をするなどを早急に行動されたほうがよいと思います。(それでも遅きに失しますが。)
 
 なお,どこから情報を得たのか知りませんが,この件に関して被害者代理人の事務所へ問い合わせなどがあります。
 被害者の方の参考にするために,時期を見て判決書を公開することを検討していますが,いずれにしてもこのHPの情報以上の情報を提供することはできませんし,また,シード,スピーシーの件に関して,今後新規の受任をする予定は原則としてありませんので,ご了承下さい。

 2014年6月2日

| カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : Tamai